黒山三滝(埼玉県入間郡越生町)〜 観光資源としての滝はこうあるべき!

埼玉秩父の旅2日目に黒山三滝に行ってきました。

黒山三滝は天狗滝(でんぐだき)、女滝(めだき)、男滝(おだき)の3つの滝の総称です。これらが狭いエリアの中に収まっているので徒歩で見て回ることができます。

駐車場から滝までの道中にいくつかの茶屋があり、滝をきちんと観光資源として活用しているのは好印象でした。女滝と男滝は滝つぼ近くまで立ち入ることができるのもグッドでした。

観光資源として推しているためか、来場する人の数も多くて無料の駐車場もすぐに満車になってました。そしてそれを空くのまだかまだかと待つ車が列をなしていましたね。。。

今回車を走らせてみて感じたのは想像していたよりも神奈川から近く、気軽に行けるなと思いました。(他に行くとこがなかったら開拓してみるのはいいかもと)

この地域について

この黒山三滝は埼玉県の越生町(おごせまち)にありますが、zunは埼玉県の入間市から群馬県の高崎市の間の地理がさっぱりで、その間に秩父駅があることを理解している程度です。はい。。。

自分の学習のためではありますが、まずは越生町の位置から知っていきましょう。

入間と秩父のちょうど間ぐらいでしょうか。関東平野と秩父山地の境目に位置しています。

町は市街地を山が囲んでいて、その市街地の中を八王子駅と高崎駅を結ぶ「JR八高線」が通っています。

秩父山地という言葉を使ったので、もう少し目線を高くして俯瞰してみましょう。このあたりは外秩父山地とよばれる山系で、秩父山地の一部になっています。そして秩父山地は関東山地の一部になっています。

文字だと伝わりにくいのでXのオムツァーさんの非常にわかりやすいイラストを紹介しておきます。(この地域の主要駅である秩父駅周辺は平地と勘違いしていたが秩父盆地と呼ばれる盆地にあたるらしい。これは意外!)

埼玉県の公開している地形区分図も合わせて載せておきます。県内にフォーカスしているのでより詳細になっています。

埼玉県HP:https://www.pref.saitama.lg.jp/a0206/kodomo/data01_tochi-kishou.html

駐車場までのアクセス

『黒山三滝無料駐車場』に無料で駐車することができます。舗装されラインも引かれているので駐車しやすいです。zunが行った時は2月でしたがそれでもすぐに満車になるのでタイミングが悪いと待たされることになります。

待ちたくないよって人はこの無料駐車場の奥に1日500円の有料駐車場がありますのでそれを活用しましょう。ポストに現金を入れて利用する感じです。

体感なんですが滝から車に戻ってくるまで30分から45分ほどかかるので、満車時は無料駐車場が空くの待つよりもこちらを利用したほうが時間は節約できてストレスが無いとかと思います。

あと『黒山三滝無料駐車場』の近くに水洗トイレが併設されています。滝まで往復30分以上かかるので先に済ませておきましょう。

滝までのアクセス

天狗の滝、女滝・男滝の順で向かいます。駐車場からは一本道で起伏も少なく、舗装もされているので気負うことなく進むことができます。

道中、ハート型の謎オブジェや軽食屋、公衆トイレがあります。ここは観光のためにきちんと整備されてるなと感心しました。(大概の滝は汲み取り式のトイレだけあれば十分というのがほとんどですので。。。)

家に帰って調べてみるとどうも江戸時代に尾張屋三平という人物がこの滝を江戸に喧伝し、その後の明治時代には観光地としての地位を確立していたとのこと。なるほど、だからこそここまで整備されていいるのだなと改めて感心。科学技術が進歩し、生活習慣が変われども滝が愛されるのはなんか面白いですね。

途中『迎え滝』という小さい滝があります。落差は1mぐらいでしょうか、個人的にはこれくらいでも十分満足です笑(残念ながらこの時は魚は見えませんでしたね。)

GoogleMapに情報がないですが、この川は「三滝川(さんたきがわ)」といい、越辺川(おっぺがわ)の支流となっています。ちなみにこの迎え滝から男滝・女滝まで10分ほどです。

天狗滝

歩みを進めるとまず天狗滝が見えてきます。ちょっとした岩場の道を進んだ先にありますが、滝壺までは危険看板があるので進むのはできなさそう。

少し離れた場所から見ると岩で全体が隠れているので消化不良気味。。。残念。。。

悪魔のささやきか!?
岩魚や団子を焼く煙がいい感じ

天狗滝の手前だったか奥だったか記憶がちょっと定かではないんですが、お団子や岩魚の出店がありました。

(焼いた岩魚の匂いにまさに釣られそうでしたが、ぐっと堪えて先を進みました笑)

天狗滝から女滝・男滝へ向かう途中にトイレが見えてきますが、ここは現在は使用できません。残念

使用できない公衆トイレから石畳の道を進めば女滝・男滝が見えてきます。斜面側が脆いのかフェンスが置かれています。気をつけて進みましょう。

女滝・男滝

写真の左が女滝で、右が男滝です。どちらも滝壺まで近寄ることできます。見た感じは至って普通の直瀑ですが、天狗滝、女滝・男滝がワンセットになっているのが売りなんだと思います。(女滝と男滝が一緒に写るように引いた写真を撮ればよかったと後悔。。。)

女滝
男滝

駐車場からのアクセス良好、道も舗装されて歩きやすい、トイレや休憩ポイントが用意されているetc観光スポットして整備されているのが好印象でした。東京・神奈川・埼玉の方は花見や紅葉の季節に訪れるのがいいかと思います。

それではまた!

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