ふらっと長野県の茅野市に行ってきました。その旅の途中、柳川にかかっている『多留姫の滝』を見ててきたのでその紹介です。

多留姫の滝は2段の段瀑でそれぞれ落差が9m、3mというオーソドックスな普通の滝。と言うだけでは多留姫の滝にちょっと失礼ですね笑。
多留姫の滝が特徴的なのは、「多留姫神社」が滝のすぐ隣に鎮座していて、雑木林の中にある神社を通って滝まで向かう道は短いながらも、他の滝ではちょっと見ることができない神秘的な雰囲気がある点だと思います。
多留姫の滝の前には吊り橋と簡素な石橋の2つの橋がかかっているのも珍しく、それぞれから違った角度で多留姫の滝の姿を堪能できるのは面白かったです。
アクセス面においても中央道の諏訪南ICから車で15分ほどで、林道を通ることもないので気軽に訪れることができる。高架下に無料駐車場も用意されていて、ものの数分で滝にアクセスできるのも嬉しいポイントです。
まずは多留姫の滝周辺マップを確認
下の写真は入口にある案内看板の一部です。多留姫の滝一帯の名勝が載ってるので便利です。今回は多留姫神社 → ながれ橋 → 載酒亭 → 柳影橋の順で見て周りました。
なお番号がある印は歌や俳句が彫られた石碑の位置を示しています。あいにくながらそちらに興味がなかったので完全にスルーしています。。。笑

駐車場・トイレまでのアクセス

高架橋の真下が多留姫の滝の駐車場となっています。砂利が敷かれただけの簡素な駐車場ですが、無料で停めることができて、24時間使える感じです。(写真の高架橋は「県道17号の茅野北杜韮崎線」)
駐車場には全部で6〜8台ぐらいの十分なスペースがあります。(これまで土日に2回ほど訪れてますが、2台以上停まってるのも見たことはないです笑)

さすがに市街地に近い滝なだけあって高架橋のそばにトイレが用意されていました。(はじめのうちは農地の資材置き場か何かとおもってました。。。ちょっとわかりづらい)


多留姫の滝へ


雑木林に入って最初に目にするのが多留姫の滝のすぐ隣にある「多留姫神社」です。案内看板によると諏訪明神の御子多留姫神が祀られていて、その歴史は750年前まで遡ることができるほどのとのこと。
境内には「多留姫文学自然の里」と書かれた横断幕がかかっています。何かと後で調べてみたら、多留姫の滝がある「大泉山」あたりは茅野市が名勝地としていて、有名な歌人・俳人の歌が書かれた石碑がや自分の書いた歌を投函できるポストを置くして文学で地域振興を行っているそうです。
ながれ橋
多留姫神社のお社を左に進むと道が二つに別れます。どちらを進んでも滝にはたどり着けますが今回は左に進んでみました。(ちなみにこのポストの中に観光パンフレットが入ってます)

斜面を進むと案内看板にあった「ながれ橋」が見えてきます。コンクリートの土台に丸木をポンと置いただけの橋で、名前の通り増水時には簡単に流れていきそうな作りです。
しかも手すりもなく幅も広くはないので渡るのは結構スリリングでした。(ただ厄介なことにこの橋から滝への眺めが良いので足を踏み外すかも。。。)




ながれ橋から多留姫の滝を綺麗に捉えることができます。手前に見える橋は「柳影橋」で、滝壺にも「喚魚潭」という名称がついてるそうです。滝側とは反対に下流のほうはゆっくりとした清流が流れいて、動きのある滝とのコントラストがよかったです。
載酒亭から上流の堰堤まで
ながれ橋を渡った先で柳影橋に向かわずに山の斜面を上がっていくと「載酒亭」という東屋があります。ここから多留姫の滝を見下ろすことができ、さらにはその先上流にある堰堤まで歩いて行くこともできます。

載酒亭のウッドデッキから見た多留姫の滝。木々で滝への視界を遮られてるのがちょっと残念。。。



滝を間近で見てみたい衝動に駆られ、載酒亭の奥に向かい、上流側まで行ってみることにしました。
降った先で多留姫の滝の落ち口を見える場所がありました。足場が岩場でちょっと不安定ですが、ながれ橋と柳影橋を見下ろしながら滝を一望できる素晴らしい景色の出会えました。(逆光で申し訳ないですが。。。)

ちなみここからさらに上流にある堰堤まで行けます。しっかりとした地面を歩くので、行くのはそんなに難しくないです。

柳影橋
載酒亭からながれ橋に戻る途中に「柳影橋」が見えてきます。これを渡ればスタート地点に戻ることができます。
橋の上から見る多留姫の滝は、ながれ橋から見るそれとは少し違った姿で二度美味しい感じ。個人的にはここが一番のビュースポットです。



多留姫の滝はこれまで2回ほど来てますが、幹線道路からも駐車場からもアクセスの良く、滝のサイズも立派というケチの付け所がない優等生な滝です(贅沢ですがカフェなんかがあればもっと輝くのでは。。。笑)長野県の茅野市を訪れた際は立ち寄ることを強くお勧めします。
それではまた!
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