多留姫の滝は2段の段瀑でそれぞれ落差が10m、3mという珍しくもなんともない普通の滝。
と言うだけでは多留姫の滝に失礼ですね。特徴的なのは多留姫神社のお社が隣接しており、他の滝には無い神秘的な雰囲気を纏っています。また幹線道路に近く、駐車場から数分で滝にアクセスできるのも嬉しいポイントです。
滝と神社がどちらも好きな自分としてはちょっとした秘境感・非日常感を味わえるのが気に入っていて茅野市に寄った際は必ず訪れている滝です。
多留姫の滝周辺マップ
入口にある案内看板の一部です。多留姫の滝を巡るにはこのマップで十分です。
駐車場までのアクセス
写真に見える高架橋は『長野県道17号 茅野北杜韮崎線』で、多留姫の駐車場はその真下にあります。
道路橋の下に砂利が敷かれただけの駐車スペースが用意されていて、橋梁に「多留姫文学自然の里利用者駐車場」という看板が掛かっています。
また駐車場から神社に向かう道中に簡易トイレもあります。
多留姫神社
多留姫の滝のすぐ隣にある神社です。どんな歴史があるのか調べてもいまいちさっぱりでした。。。(神社に関する情報収集力が低いなとちょっと反省)
ただ自分にとっては、滝のそばにあるのでそれだけで特別な神社の一つになっています。
ながれ橋
多留姫神社のお社を左に進むと道が二つに別れます。
どちらを進んでも滝にはたどり着けますが、個人的には左の矢印のルートをオススメします。
斜面を下っていくと、手すりも柵も無い橋が見えてきます。案内看板にあった『ながれ橋』です。荒いコンクリートの土台の上に丸太がポンと置いてあるだけの橋で、名前の通り増水時には流れていきそうな作りになっています。
注意書きの看板とおり、前を見て慎重に渡りましょう。(ただ厄介なことにこの橋から滝への眺めが良いので足を踏み外す可能性が多いにあります笑)
ながれ橋の上から撮影した写真です。奥に見えるのが多留姫の滝で手前の橋は『柳影橋』です。
多留姫の滝とは反対側の風景。
奥に見える道路が『長野県道17号 茅野北杜韮崎線』です。滝側と違ってゆっくりとした清流が気持ちを落ち着かせてくれます。
載酒亭から堰堤まで
ながれ橋を渡った先で柳影橋に向かわずに斜面を上がっていくと『載酒亭』という東屋があります。ここから多留姫の滝を見下ろすことができ、さらにはその先上流にある堰堤まで歩いて行くこともできます。
昭和の前半まで建っていた「四阿(あづまや)」の名称で、滝に酒を載せる(捧げる)の意味から名づけられたそうですが、実際は事ある毎にここで「酒を戴いていた」ようです。憩いながら滝を見下ろし、藤の花を見上げ、また神苑内の一景観として建てられたもので、休憩所として復活しました。
案内看板より抜粋
他でよく見かける東屋と違い、しっかりとした作りでベンチもやたら大きいです。(個人的に滝側に備え付けられてるウッドデッキが好きです)
ウッドデッキから見た多留姫の滝。
4月でまだ木々が枯れていますが、滝への視界を遮られてるのが残念。。。
滝を間近で見てみたい衝動に駆られ、載酒亭の奥に向かい、上流側まで行ってみることにしました。
左の写真のルートで進むと。。。
素晴らしい景色の出会えました!(逆光で申し訳ないですが。。。)
さらに上流に向かうと堰が見えてきます。整備された道はありませんが、しっかりとして地面を歩くので堰まで行くのは難しくありません。
柳影橋
載酒亭からながれ橋に戻る途中に『柳影橋』が見えてきます。これを渡ればスタート地点に戻ることができます。
橋の上から多留姫の滝が見下ろせます。ここが一番のビュースポットですね。
これまで2回ほど来てますが、アクセスの良いのに滝のサイズも立派という優等生な滝の印象があります。(そばにカフェなんかがあればもっと輝くのでは。。。)
茅野市を訪れた際はぜひ立ち寄ってください。それではまた。
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