どうもこんにちは、zunです。
今回は長野県茅野市にある「多留姫の滝」を紹介したいと思います。
毎年のように訪れている長野県白馬村の大出公園の帰り道、少し時間ができたのでどこか寄れそうな所はないかと調べたところ、ふと中央道のインターチェンジ(諏訪IC、諏訪南IC)から20分で行ける多留姫の滝が目に止まりました。
ちょっと調べてみると多留姫の滝は茅野の市街地にほどよく近い場所にあって、駐車場からもアクセスも良さそうで、しかもすぐ隣には神社があるとわかったので期待に胸を膨らませながら向かいました。

現地を歩く前に多留姫の滝のマップを確認してみる

上の写真は現地にある案内看板です。多留姫の滝は大泉山に広がる「多留姫文学自然の里」の中にあるとのことで、ちょっと調べてみると茅野市のHPに情報がありました。
「大泉山」の里に位置する「多留姫の滝」は「名勝」として茅野市文化財に指定されている風光明媚な場所です。この周辺には多留姫神社があり、歌碑等の文学的遺産が多数存在する他、かつては「藤」の名所であったところです。この景観と遺産を保全し、市民の自然体験の場、憩いの場として整備すべく、公民協働で多留姫文学自然の里創造委員会を組織し、周辺の整備と共に、様々なイベントを開催しています。
https://www.city.chino.lg.jp/uploaded/attachment/3786.pdf
番号がある印は歌や俳句が彫られた石碑の位置を示して、たしかに現地には歌が彫られた石碑がいくつもありましたが、多留姫の滝を見たい気持ちのほうが強かったので完全にスルーしています笑
ちなみに今回は「多留姫神社」 → 「ながれ橋」 → 「載酒亭」 → 「柳影橋」の順で多留姫の滝を見て周りました。
多留姫の滝の駐車場・トイレ
多留姫の滝の大きな魅力の一つがアクセス面の良さです。中央道の諏訪南ICと諏訪ICのどちらからも車で20分ほどで、狭い道路を通ることもないので気軽に訪れることができます。
またGoogleマップだとわかりづらいですが、多留姫大橋の真下に多留姫の滝の駐車場があります。砂利が敷かれただけの簡素な駐車場ですが、無料で停めることができてそこから歩いて5分足らずで多留姫の滝にアクセスできます。
駐車場自体は全部で6〜8台ぐらいの十分なスペースがあります。これまで土日に2回ほど訪れてますが、2台以上停まってるのを見たことはないのでおそらく満車になることはないかと思います。

さすがに市街地に近い滝なだけあって駐車場のそばに多留姫の滝のトイレは用意されていました。(初めて見た時は農地の資材置き場か何かと。。。ちょっとわかりづらい)



多留姫神社を通っていざ多留姫の滝へ


トイレを横に見ながら多留姫大橋沿いを進むと雑木林の中に多留姫の滝の入り口が見えてきます。入って最初に目にするのが「多留姫神社」の社殿で、案内看板によると諏訪明神の御子多留姫神という神様が祀られていて、その歴史はなんと750年前まで遡ることができるほどのとのこと。
小さい神社ながらも長い歴史があることと、大昔の日本人も自分と変わらず、多留姫の滝を楽しんでいたと思うと少しだけ気持ちが昂りました。
まずはながれ橋へ
多留姫神社の社殿を左に進むと道が二つに別れます。多留姫の滝の前には吊り橋と簡素な石橋の2つの橋がかかっているのですが、それぞれの橋から違った角度で多留姫の滝の姿を堪能できます。
どちらに進んでも多留姫の滝には望むことできますが、今回は左のながれ橋の方向に進んでみました。



斜面を進むと案内看板にあった「ながれ橋」が見えてきます。コンクリートの土台に丸木をポンと置いただけの橋で、初見だとかなりのインパクトがある作りになっています。

名前の通りなんでしょうね、川が増水したら簡単にそのまま流れていきそうな作りで、手すりもなく、幅もだいぶ狭いのでかなりヒヤヒヤしながら渡りました。。。


ながれ橋から見た多留姫の滝
ながれ橋から多留姫の滝を綺麗に望むことができます。滝自体は2段の段瀑で上から落差が9m、3mほど。また下の滝壺には「喚魚潭」という名称がついてるそうです。


多留姫の滝とは反対に下流のほうはゆっくりとした清流が流れいて、動きのある多留姫の滝とのコントラストがちょっと印象的でした。

柳影橋の先にある東屋へ

ながれ橋で多留姫の滝を見てからは柳影橋に向かわずに山の斜面を上がっていくと「載酒亭」という東屋があります。ここから多留姫の滝を見下ろすことができ、さらにはその先の上流にある堰堤まで歩いて行くこともできますので、余裕があればぜひ訪れてみてください。

載酒亭のウッドデッキから見た多留姫の滝。違う角度から見る多留姫の滝は風情がありましたが、木々で滝への視界を遮られてるのがちょっと残念でした。

載酒亭から多留姫の滝がよく見れずに消化不良気味になっていて、どうせならもっと滝を間近で見てみたいという衝動に駆られたので、載酒亭をさらに奥まで進んでみました。

すると多留姫の滝の落ち口をきれいに見下ろせる場所がありました!足場が岩でデコボコしていてちょっと不安定ですが、ながれ橋と柳影橋を見下ろしながら滝を一望できる素晴らしい景色の出会えました。(逆光で申し訳ないです。。。)

感動的なスポットを見つけたので、もう少し探索してみるかと上流にある堰堤まで行ってみました。道中はしっかりとした地面を歩くので不安なく堰堤まで行けると思います。

本命となる柳影橋から見る多留姫の滝
載酒亭に戻り、そのまま柳影橋に向かいました。橋の上から見る多留姫の滝は、ながれ橋から見るそれとは少し違った姿で二度美味しい感じです。




多留姫の滝に初めて訪れましたが、幹線道路(県道17号)からも駐車場からもアクセスの良く、多留姫神社の境内の中にある珍しい滝でした。滝自体の大きさと水量も立派で、山奥にある滝にも負けてはいません。
これを手軽に楽しめることが多留姫の滝の大きな魅力なので、もし長野県の茅野市で滝を探している人がいれば立ち寄ることを強くお勧めします。
それではまた!
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