【長野県大町市】静音の滝 ~ 街に近いけどなんか負けてない滝【駐車場△トイレ×】

どうもこんにちは、zunです。今回はちょっと珍しい雰囲気を持つ「清音きよとの滝」の紹介です。

大出公園がある長野県白馬村と安曇野市の間に大町市という街がありますが、ここに清音の滝はあります。白馬村に向かうために通るだけの町という認識でしたが、黒部ダムの玄関口の一つである「扇沢駅」や「国営アルプスあづみの公園」など、意外にも素敵な観光スポットがあるので、時間を見つけて散策してるのもいいかもしれません。

清音の滝自体は落差は5mほどの直瀑というオーソドックスな滝。これといった特徴は無いのですが、清音の滝の魅力は、大町市街地に隣接する里山を車で数分ほど上がった場所にある、その立地の良さ。

正直に言うと、リサーチの段階では清音の滝にはあまり期待はしていませんでしたが、そこそこの規模の滝とてっぺんから杉の木が生えている巨大な岩を見ることができ、少し神秘的な雰囲気を纏っていたので良い意味で裏切られました。

ちなみに車から滝へのアクセスはとても簡単で滝壺の間近まで歩いて行けますが、小川を越えないといけないので、サンダルなどを持っていくことをお勧めします。(私は靴を脱いで裸足で渡りました)

清音の滝で車を停めた場所

小さな石が沢から道路上に転がっていたので、少しずらして車を停めた

清音の滝には駐車場が無いので、Googleマップのピンの場所にちょっとしたスペースがあるので、そこに車を停めさせてもらいました。

車一台分ほどのスペースはありますが、ちょうど沢にかかっている場所なので、上から石とか落ちてこないか少し心配でした。(こんな場所に車を停めていく滝なので、当然ながらトイレはないです)

清音の滝へのアクセス

電柱が立ってる場所が清音の滝の入り口

ピンの場所に速度標識がついた電柱があります。そこが清音の滝への入り口となります。ちょうどガードレールの間に隙間があるので、そこから川に向かって下りていきましょう。

杭を使った簡易的な階段が整備されていた

斜面には人が登り降りできるような簡易的な段差が用意されているので、登り降りは思ったほどつらくはなかったです。ただ段差が無い場所もあるので、体力に自信が無い人は杖やトレッキングポールを持っていくといいかと。

斜面から見える清音の滝

斜面を降りた先にはちょっとした小川が待ち構えてます。清音の滝にアクセスはここが一番難所で、濡れないで渡れる箇所がないので、運動に自信が無い人だと靴を脱いで渡るしかありません。あらかじめサンダルやタオルを持っていくことを強くおすすめします。

滝ノ入観音と書かれた標柱。8月だと草が生い茂っていた
秋に清音の滝を訪れた時の様子

「仁科二十一番滝ノ入観音」は仁科三十三番札所という巡礼地の一つらしいです(ごめんなさい、wikipediaからの情報でそれ以上のことはわかりませんでした。。。)

静音の滝(きよとのたき)

小川を渡ると大きな岩と正対することになりますが、この岩があってこその清音の滝、そんな雰囲気を感じました。時期や天気によっては左からも水が流れてきますが、この時は枯れていましたね。

なんでそんなところに生えてるのかちょっと疑問に

巨岩の上から杉の木が生えているのが面白くて写真に収めました。そんなところでも自生できるのかとちょっと感心しつつ、木が岩に向かって根を伸ばしてまで成長しようとする姿に不気味さも感じました。

さてお待ちかねの清音の滝ですが、滝自体は5mほどの落差で、水量もそこそこというよく見るタイプの滝。写真のようにすぐそばまで寄れますが、滝壺は無いのでまあこんなものかと。

下流の景色。奥に砂防堰堤が見える

巨石は道路からてっぺんの場所に行くことができます。ただ切り立っているのそこから清音の滝を確認することはできず。紹介しておいてなんですが、この場所は足を踏み外したら滝まで真っ逆様に落ちるので行くことはあまりお勧めはしません。

清音の滝はすぐ隣に道路がある滝ですが、落差・水量ともに申し分ありません。中心にある巨岩に大きな木が生えているのも壮観で、轟音を響かせて落ちる滝と相まって都会では味わえない空間になっています。

どこかで見た景色だなと家に帰ってふと思い返すと、群馬県の「観音山不動滝」に似た雰囲気を持っているなと!さらにインターネットで情報を漁ってみると、どうも冬は氷瀑になるとのこと。冬場にここまで来るのはハードルが高いですが機会があれば来てみたいと思います。

それではまた!

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